【ボランティア団体紹介】上海あるQu②
上海あるQu(以下:あるQu)第二弾となる今回は、YUKIさん、CHIEさん、YUKARIさんに、活動を通して感じたこと、あるQuにとってのボランティアへの思い、今後の展望について伺いました!!
■上海あるQuとは?
上海生活を始められる方、始めて間もない方に向けた生活情報サイト。サイト及びInstagramで、上海生活スタート時のあるあるQuestionと、それに対しての先輩・友人・自分たちの回答をまとめています。
(前回第一弾の記事はこちらです。)
活動を通して
——活動を通しての発見ややりがいはありますか。
CHIE:
仕事とは違って、対価や誰かから与えられた指標がないからこそ、私たちの活動は全て自分たち次第。自分たちが上海生活1年目の時に知りたかった情報か、面白いと思えているかを軸にしています。
メンバー同士で意見を出し合いながら作業を進めていく「チーム感」、自分の納得したものを作ることができた「達成感」、活動を通して「前進した感覚」が得られているか。この3つを大切にしながら、お互いの得意を共有して、アドバイスし合うことで楽しく活動できていると思います。
YUKI:
渡航以前の私は、自分には特別なスキルもないと思っていました。でも、あるQuとして活動する中で、過去の経験が活きる瞬間や自分の得意分野を発見できた瞬間があり、自信を持てるようになりました。また、そのスキルを活かして制作したものに、周囲からリアクションをもらえたことも嬉しかったです。
CHIE:
当初は、自分たちの趣味として書き始めました。その先でいつか、周りの方にツールの一つとして使ってもらえたらいいなという気持ちで。それが今では、知人からのリアクションだけでなく、初めて会った方から「あるQuのファンです」「更新楽しみにしています」と声をかけていただける機会もあって。嬉し恥ずかし、驚いています。
なかなか直接出会うことはできなくても、どこかでリーチして少しでも活用してもらえているかも、と思えるようになりました。輪が広がっている実感が得られるなんて、スタート時点では想像できませんでした。
YUKI:
最近は、上海の企業の方からお声がけいただく機会も増えてきましたが、これもまた考えてもみなかったことでした。上海ならではの距離の近さ、スピード感に驚きながら楽しんでいますし、本当にありがたいです。
私たちを迎えてくれる企業の皆さんから、未熟でも未完成でも、今できていることにフォーカスして賞賛するといった上海の文化も感じ、よりこの街が好きにもなりました。
コンシェルジュさんのイベントに参加した際に、コンシェルジュの編集長さん、ブースを出展された全農さん・ブルドックソースさんの皆さんと撮影した一枚。
コンシェルジュさんのイベントの詳細はこちらからご覧いただけます。
——反対に大変だと思うことはありますか。
YUKI・CHIE:
ないです!!!
CHIE:
何か一つトライしたら何か一つ教えてもらえることがあって、それが原動力になっています。
こうして自分のやりたいと思うことをやれていることが楽しいから、大変さが先に立つことは本当にないですね。
大変だと思ったら、ボランティアではなくなってしまいますから。
YUKI:
そうですね。そして、やっぱりアウトプットの場があることがとても楽しい。なんといっても、達成感があります。楽しんで活動している姿を見て、家族も応援してくれています。
CHIE:
私の家族も、私が好きなことができていて、上海生活を楽しめていてよかった、と応援してくれています。
自分が楽しめることがあった方が、子育てとのバランスが保てるように思います。
ボランティアについて
——「ボランティア」については、どのように捉えていますか?
CHIE:
今回インタビューの場をいただいてから、ボランティアとは何か考えるようになりました。ボランティアという意識も持たず、ただただ趣味として走り続けてきたことを再確認する機会となりました(笑)。
ボランティアは、まずは受け手の明らかなニーズがあること。活動する側は、自発的にやりたくて活動していること。これらが継続のために必要なことなのかなと。
YUKI:
私たちも様々な機会をいただけるようになってきましたが、今後もあくまでボランティアの範囲内で、自分たちが楽しいと思える中で納得できるものを作っていきたいと思っています。
上海には、ボランティアと言わずとも、上海歴が長い方々が惜しみなく情報を提供して助けてくれる温かい繋がりがあります。あるQuは、その繋がりの中で一つのツールとして活用してもらえたらと考えています。
今後の展望について
——5月にYUKARIさんを新メンバーとして迎えられたそうですね。
YUKI:
実はYUKARIさんは、私が上海にきてすぐの頃から色々と教えてくれた友人で、あるQuリリース当初から情報提供やアドバイスをくれていたんです。運営メンバーとしてジョインする前から、YUKARIさんに記事をチェックしてもらって情報を追記することもありました。
情報収集も話すことも上手なので、これまでの2人とはまた違う得意分野を持ったメンバーになると思っています!
YUKARI:
私自身、上海に渡航してから周囲の方に何度も助けてもらいました。当時の気持ちを鮮明に覚えているからこそ、誰かが困っている時には力になりたいと思っています。
また、移り変わりの早い上海では、せっかく情報を得たとしても流れてしまうことも多く、定期的に情報をアップデートする必要があります。立ち上げの2人は、今求められている情報を整理し、記事として形にするのがとても上手だなと。その記事に微力ながら貢献できることをとても嬉しく思っていました。なので、今回こうして運営側に入らせてもらえることに驚いています。
CHIE:
YUKIさんと私は編集の経験が多少あるものの、情報収集は興味の範囲が限られてしまうところがあって・・
YUKARIさんは本当にアンテナが広いので、ジョインしてくれたことできっと記事の厚みが出てくるだろうと思っています。
——これから取り上げられるテーマもさらに楽しみですね。今後の展望などはありますか?
CHIE:
上海に来て日が浅い方に、漏れなく私たちの情報が届くような仕組みや流れを作れたらいいなと思っています。
私たちだけでは微力なので、情報媒体などの企業や他のボランティア団体の方々と連携しながら進めていくためには、どんなことで応えられるかなと考えたりしています。
ただでさえ実務でとても忙しい企業の人事担当の方々に、細かな生活情報まで駐在家族に共有していただくことはなかなか大変だと思っています。そこで、たとえば新しく赴任する方にURLをポンと共有してもらうような、お役立ていただける機会があったらいかようにも使っていただきたいなと。実際、夫の会社の人事担当の方が使ってくださっていると聞いて、とっても嬉しかったんです。
いつかそうなった時に備えて、情報の質にもこだわっていきたいです。
YUKI:
一方で、私たちも上海生活が長くなっていくので、段々上海生活ビギナーの方の気持ちやどんなことを知りたいかがわからなくなっていくかもしれません。
今後も私たちの位置付けを変えるつもりはないので、イベントを開いて、上海生活ビギナーさんからの声を聞くなどの機会をつくれたらいいのかなと思っています。
YUKARI:
子育て中の方、子育て世帯以外の方、単身の方、みんなに届くようになって欲しいですよね。
ある程度生活基盤が構築されると、参考にする媒体が変化していく方が多いように思うので、そういう時にもサイトとInstagramという手軽で身近なツールで役に立てたらと思います。
恩返しの気持ちからスタートされたとのことでしたが、ご本人たちがその活動を楽しまれているからこそ、あるQuさんのファンが増えその輪がどんどんと広がっているんですね。私たちもいちファンとしてこれからの活動を楽しみにしています!
またあるQuさんにお話を伺ったことで、リポ部メンバーにとってもボランティアとは何か改めて考える機会になりました。
このインタビュー記事を通して、これからボランティアを始めようと思っている方、すでにボランティア活動をしている皆さんにとっても何かヒントになることがあれば幸いです。
上海あるQuのYUKIさん、CHIEさん、YUKARIさん、ありがとうございました!
上海あるQuさんのサイトはこちらから
URL:https://shanghaiaruqu.theblog.me/
Instagram:https://www.instagram.com/shanghaiaruqu/
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