【ボランティア団体紹介】asobi基地@上海
上海で親子向けイベントを企画運営するコミュニティである
「asobi基地@上海」さんを取材させていただきました。
どのような活動をしている団体ですか?
上海で親子向けイベントを企画運営するコミュニティです。
元々は、2012年に、東京で保育士起業家、子育てアドバイザー、小児精神科医が立ち上げた団体です。
親子向けイベントを企画運営するコミュニティですが、イベントを通して、大人も子どもも肩書きにとらわれず、みんなが過ごしやすい場や、気の合う友だちつくりのきっかけを提供しています。
上海で活動を開始したのは2023年10月です。
立ち上げの経緯、変遷・大切にしていること
立ち上げの経緯
2014年にasobi基地に加入したわたし(上海代表の西巻)は、その後結婚出産をし、夫の仕事の関係で、東京から愛知への転居を経験しました。
友だちがほとんどいない状態でしたが、当時すでに asobi基地は愛知にもチームを持っていて、愛知に引っ越してすぐに、そこの仲間と会うことに。
asobi基地は、4つのルールがあり、大事にしたいことが共通認識として存在しているため、asobi基地つながりの人と打ち解け合えるまで時間はかかりませんでした。
この経験により、転勤族であるわたしは、「asobi基地の存在があれば、子育て仲間を作る過程に困らないぞ!」と確信したのです。
次に自分が住む場所にasobi基地がないのだとしたら、絶対に自分が作ろうと思っていたので、上海入りしてすぐに、立ち上げました。ボランティアグルチャの代表でもある関小百合さんと知り合えたのも実はasobi基地つながりの友だちの紹介。
小百合さんにはasobi基地立ち上げ準備段階から相談に乗ってもらい助かりました。
現在大切にしていること・・・
最初の半年は、とにかく続けることです。
そして、asobi基地のルールの1つでもある、平等感を意識しています。
大人同士でも大事なことで、わかりやすい例で言うと、敬語を廃止にしたりして。大人同士の距離が縮まることで、子どもにもその場の空気の緩みかたが伝わると思っています。
ボランティア活動では具体的にどんなことをしているのですか?
現在は主に、親子向けのイベント主催です。
◆イベント主催の際の運営の活動内容
企画案を出し合ったり、スケジュールや場所の確認をしたりしています。基本的に活動はグルチャで話し合いをしています。
イベント告知のためのSNS運用は、主に西巻が管理していますが、サムネイルや写真はできるメンバーにお願いしています。
まだ始まって間もないのでなかなか全員で集まれていないのですが、イベントの後はキャストで振り返りをしたり、来月の話をしたり、と本当にゆるい雰囲気の中で決めています。
大きくない団体なので、まだまだ未熟な部分も多いと思いますので、おもしろいアイディアをお持ちの方、大募集です。
◆親子向けのイベントの紹介
果物などが入っていたパックや空き箱、紙コップや毛糸など、多くの素材と道具を用意して、0歳から大人まで共通してあそべる空間を作っています。
小さい赤ちゃんでも素材を手に取って眺めてみる、というようなシンプルに見えるけど学びの多いあそびを、2歳くらいになると、はさみを使ったり周りの人とコミュニケーションをとるなどして、素材や道具、人と仲良くなる。
そして幼児期の子どもたちは、本格的な工作に熱中することが多いです。
大人たちは意外と、「どうやってあそぼう?」と悩んじゃいます。子どもに刺激をもらっているのは大人たちですね(笑)。
イベントの企画は、普段の素材あそびの他に、キャストや参加者の声を取り入れながら、柔軟にプラスしています。
たとえば、ハロウィンの時期には、かぼちゃのランタンづくりを週末オープンデーに取り入れました。これは常連参加してくださっている方の意見から生まれたものです。
12月には、「こわす会」を企画しています。「作る」ことで得られることもあれば、「壊す」ことで得られることもある。これはキャストの、るいくん発案。
イベント開催後のレポートも定期的にnoteやインスタグラムで投稿しています。
写真選抜に編集、サムネイルづくり、ロケハンやアクセス調べなどはキャストの中で協力し合いながら行っています。現在わたしを含めて6名が、キャストとして活動しています。
どんな方にボランティア活動に参加してほしいですか?
一生付き合える友だちを探している方。
自分らしく生きたいと思っている方。
自分の子どもにも、自分らしく生きてほしいと思っている方。
ボランティア参加時に気を付けることはありますか?
asobi基地の活動では、「自分から行動するのが好きな人」が多いと思います。
子連れはもちろん、子連れでなくても参加はできます。わたし自身、asobi基地に参加した理由は、保育士としての自信をつけたかったから。当時は未婚でしたし、保育士としても未熟でした。しかし、肩書きをとっぱらい、職場では保護者である人たちに名前で呼んでもらい、親子関係を間近で見せてもらうことで、たくさんのことを学びました。
共通言語は日本語になりますが、現在英語話者の方もよく遊びに来てくれます。簡単な中国語なら使えるキャストもいますので、制限は特にしていません。単発も可です。居心地がいいと思ったら、何度でも参加してください。
また、運営側に興味がある方もぜひ連絡ください。
連絡先:InstagramのDMにメッセージを送信ください。
@asobikichi.shanghai
リンク
https://instagram.com/asobikichi.shanghai?igshid=MTk0NTkyODZkYg%3D%3D&utm_source=qr
ボランティア活動中の方の声
<ようこさん>
◎活動での魅力
私自身まだ上海に来たばかりで分からない事が多い中、毎回他のママ達とお話する中で子育てで気づかなかったことや生活の疑問点など些細だけれどなかなか人に聞けないことなど気軽に情報交換できとても助かっています。同じくらいの子どもと触れ合う場も少ないのでその点子どもにとってもよい刺激になっていると思います。来ている方の中にも私と同じような事を感じているママ達も多く、そのような場の提供のお手伝いができていることはとても嬉しいです。
今はまだ他のママ達に教えてもらう事が多く、他のキャストにも助けてもらうことばかりですが、これから徐々に私のように来て間も無くで心細いママや子育てに情報がなく不安を持っているママのホッと安心できて、楽しい!が溢れる場を作っていけたらと思っています。
◎嬉しかった事
同じくらいの子をもつママと知り合える機会を持てることが単純に嬉しいです!
◎楽しさ
人が沢山いればそれだけ考え方も沢山あります。上海に来てこんな人もいるんだー、あんな考え方をする人もいるんだーと、色々な考えを持つ人とお話しでき、私自身とても良い刺激を受けています。一緒に連れてきている息子もお外遊びで私が考え付かなかったようなこと(例えば裸足で芝生におりるなど)を沢山体験し、毎回大興奮です。
<ちなつさん>
asobi基地、回を重ねるごとにリピートしてくださる方も増え、ハイハイしていた子が歩くようになっていたり、間近で成長を見守らせていただける事がすごく楽しいです。
子供が初めて挑戦する事、家ではなかなかやってあげれない事でもasobi基地ではそれをみんなで見守ることが出来るので、すごく魅力的な事だなと感じています。
また、参加してくださった方から「楽しかった」「息抜きになった」との感想を頂けると、嬉しい気持ちと共に次への活力にもなります。
そして私自身、子育て中の1人としてこの活動を通して成長していけたらいいなと思っています。
今後の展望
とにかくasobi基地らしく、大事なことだけ意識して、あとは関わる人たちが自由な気持ちで参加できるような場所づくりを目指しています。
オープンデーを重ねていって、他の団体さんや企業さんとのコラボもできたらとても嬉しいですね。
asobi基地の情報は下記をご覧ください
asobi基地公式HP
asobi基地note
取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。
最後に…
こんなボランティア団体があるよ!やっているよ!参加したよ!の声も
よろしければお声がけください♪
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