【参加レポ】立ち上げ・個性豊かなメンバー互人多(Friend)さん②
上海で 20年以上活動していらっしゃるボランティアグループ「互人多(Friend)フレンド」さん(以下、互人多)の「手作り会」を取材させていただいた際、立ち上げ期のお話から事務局メンバーについても伺うことができましたので、紹介いたします。
■互人多立ち上げ期の話~1997年4月発足~
———互人多さんはどのように始まったのですか?
最初に立ち上げた時、日本人学校父母会のメンバーを中心に、1人100元ずつ出し合って5人で始めました。みんな駐在妻だからワーキングビザをとるのは難しいけど、なにか社会に貢献できることがないかと模索していたところ、「希望工程」を通して学校に寄付した人の話を聞きました。「希望工程」は、主に中国青少年発展基金会が実施している支援プロジェクトで、学校・厨房建設などの教育支援を行っています。
私たちはもともと子どもがいるメンバーで活動を開始したため、子どもたちのためにできるということと、希望工程の事務所に行った際に歓迎してくれたことが決め手となり、希望工程に寄付してみることにしました。
まず一番初めに行ったのは、バザーです。希望工程の後援のもとガレージセールを開催し、大成功!18,000元ほどの寄付金が集まりました。当時一人400元で小学1~5年生までの学費になると聞き、希望工程の一対一支援で20人分を寄付しました。それからは、一人10元の会費をもらったり、バザー開催や古本を売ったりしながら活動を継続していきました。
これまでの中国での支援『互人多(Friend)1997-2017 20周年記念パンフレット』より
その後、自分たちの寄付によって建設された学校を見に行くツアーを計画。その時に手作りの贈り物を持参したいとの想いから、しじみを和布で包んだ鈴をつくったのが、「手作り会」のきっかけです。手作り会は2006年頃から始まり、今に至ります。
■個性豊かなメンバーで支えられてきた互人多の活動
———これまでどのような活動をされてきましたか?
メンバーのほとんどが駐在妻のため3~5年で帰国することが多いのですが、その時にいるメンバーの得意分野を活かして、これまでも多様なイベントや企画を実施してきました。
例えば、外国人との付き合いが多いメンバーがいた時には、さまざまな国の人からお料理を教えてもらう会を開いている時期もありました。ほかにも、フラワーアレンジメントや石鹸づくりが得意な人がワークショップや講習会などを行ったりも。
現在は、絵本を書いている方から作品の売り上げをいただいたり、陶芸やピアスを制作しているメンバーがいるので、作品を寄付してもらって販売したりもしています。
お店で常時販売しているものもあります。蜂蜜屋(HACHIMITSU-YA、古北)というお店の一画で、手作り石鹸やコースターを販売しています。蜂蜜屋はハンドドリップコーヒーがおいしいお店です。ぜひお運びください。
蜂蜜屋では、和柄コースターやリボン、石鹸などが販売されている
■中国国外への支援も———最近、トルコで大地震が起きた(2023年2月)際に、いち早く支援金を募っていましたが、中国以外にも支援活動をされているのですか?
中国以外の国や地域で災害が発生した際に、中国からでも何かしたいという方々の気持ちを集め、日本の支援団体を通じて支援を届けてきました。
2011年に東日本大震災があった時には、希望工程の担当者から「今まで互人多は中国の子どもたちを支援してくれたので、今度は私たちが日本の子どもたちを支援したい」と言っていただき、互人多が開催したチャリティーコンサートをはじめとした支援を手伝ってくれました。これまでの活動の功績に対してお返ししたいと申し出てくれた時には、感動しました。希望工程の担当者の協力もあり、2,000万円以上の支援金を日本に送金できました。
そのほかにも、2005年のスマトラ沖地震、2014年ネパール地震、2016年熊本地震、直近では2023年2月のトルコ地震被災者支援などで支援金を募り、支援を行いました。
■事務局メンバーもさまざま!!仲間よ、集まれ!!
———事務局の方々にはどんな方がいるのですか?やりがいは何ですか?
事務局のメンバーは専業主婦、働いている人、日本に帰国してからも事務局を続けている人などさまざまです。みんな互人多に長年参加していて、活動はもはや生活の一部!になっています。趣味やおしゃべりなどそれぞれを大事にしながら、できる時にできる人ができることをするスタンスです。活動の中では、実際、締め切りまでにがんばらねばならないこともあります。そういう時は、それぞれのメンバーの努力・協力があってこそです。やり遂げたときには達成感を感じます。イベントや企画など一つの目標に向かう仲間は自分にとって大切な存在。希望工程を通じた寄付により、学校やキッチンがつくられるのはもちろんですが、この活動が途切れずにずっと続いていることが何より嬉しいことです。
私たちはやはり恵まれているので、もっと世界に目を向けてほしいと思います。その私たちが苦しんでいる人たちに対してできることはあるはずです。そういう意識をもって日々を過ごし、子どもたちにもそういう姿勢を見せていきたいと思っています。
▶︎互人多(Friend)さん
団体紹介の記事はコチラ(https://volarepo.themedia.jp/posts/40929187)
手作り会参加レポートの記事はコチラ(https://volarepo.themedia.jp/posts/42442709)
【リポ部コメント】
———信念をもって活動されている互人多さんだからこそ、これまで20年以上継続されてきたのだと思います。
💁🏻♀️久しぶりに開催された3月の販売会は、大盛況だったそうです☺️✨✨
今後、販売会やイベントなどが順次再開される予定とのことで、これからの活動がますます楽しみです✨✨
互人多(Friend)さんの活動に興味を持たれた方は、
下記のWEBサイトから問い合わせしてみてくださいね。
互人多(Friend)さんの関連記事はこちら!
【ボランティア団体紹介】互人多(Friend)
【ボランティア団体紹介】互人多(Friend)
■互人多(Friend)中国の経済的に困難な状況にある子どもたちを支援する…
中国ボランティア情報シェア
■互人多(friend)
連絡先:以下のメールアドレスまたはwechat(微信)IDまでご連絡ください
メールアドレス friend@wna.jp
wechat(微信)ID shinjikaoru
(下記QRコードをスキャンして友達申請してください)
うちの団体も紹介機会がほしい!こんなボランティアしてみたよ!など、インタビューのご依頼等ありましたら、運営・リポ部メンバーまでご連絡ください♪
————————
中国ボランティア情報シェアグルチャへご興味お持ちくださる方は、
WeChatグループチャットへご招待致しますので下記の問い合わせ先にご連絡ください。
リポート部での活動希望の方も、下記の問い合わせ先へご連絡ください。
■お問合せ先
中国ボランティア情報シェアグルチャ または
CJvolunteer.share@gmail.com
————————
リポ部では、Twitter、Instagramでも情報を発信しています。
ぜひフォローもお願いいたします🙇♀️💓
Twitter▶︎ https://twitter.com/volunteer_China
Instagram▶︎ @volarepo
よろしくお願いいたします。
0コメント